機械式腕時計のオーバーホールは必要?不要?知っておきたいこと

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機械式腕時計は、時間を知るだけでなく、そのデザインや機能性などが魅力的なアイテムです。
ロレックスやオメガ、カルティエ、ブルガリなど根強い人気を誇るブランドたくさんあります。
しかし、長い間使用していると、腕時計が正確さを失ったり、動作が滞ったりすることがあります。
そのような場合はオーバーホールを行うことで精度を復活させます。

ただ、オーバーホールには一定の費用がかかます。
腕時計に詳しくない人にとっては不要な出費になるかもしれません。

そこで、本記事では、腕時計のオーバーホールについて、必要性や不要性、オーバーホールをしなくてもいい腕時計があるかどうか、腕時計をオーバーホールしないで使い続けるとどうなるかなど、さまざまな観点から解説します。

目次

なぜ「時計 オーバーホール」「不要」という声があるのか?

ネット検索で「オーバーホール」と検索すると「不要」と出てきます。
また「10年(20年)以上使っているけど、一度もオーバーホールしたことない」「腕時計のオーバーホールって必要なの?」という声も聞いたりします。

オーバーホールの不要説

オーバーホール不要説の理由としては、腕時計のオーバーホールには高額な費用がかかるため、メーカー側が意図的にオーバーホールを推奨しているという説や、オーバーホールをしないことで腕時計が壊れた場合でも責任を負わなくて済むためという話があります。
また、機械式腕時計オーナーの個人的な体験から情報が広まってるとか広まってないとか…と

しかし、これらの説はあくまでも推測であり、腕時計のオーバーホールが必要かどうかは、腕時計の状態や使用状況によって異なります。
オーバーホールが必要かどうかは、専門家に相談するのが一番です。

オーバーホールの必要説

腕時計のオーバーホール必要説は、腕時計は機械式の精密機械であるため、潤滑油の油切れ・劣化により部品同士の摩擦や磨耗により時間とともに誤差が生じ、長期間使用すると精度が低下してしまうという考え方に基づいています。
また、劣化した潤滑油の固着による動作不良や故障の原因となることから、定期的なオーバーホールを行うことで、腕時計の正確な動作を維持し、故障を未然に防止することができます。

そのため、一般的には5年以上経過した腕時計や、動作が不安定である場合にオーバーホールが必要とされています。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、腕時計の種類や使用環境、時計の状態によっては変わってきます。

余談ですが、オーバーホールをしないことで時計の状態が良くなく、腕時計の買取査定額が下がる場合があります。
そのため、腕時計の保管状態や使用状況によっては、オーバーホールを定期的に行うことで将来的な買取価格が上がる可能性もあることを押さえておくといいかもしれません。

オーバーホールの情報がゴチャ混ぜになっている

腕時計にオーバーホールは必要です。
ムーブメント(時計の機械)の部品同士の摩擦を防ぐために、油(潤滑油)が使われています。
油は劣化し、蒸発し、固着もします。
この油が使用されている限り、オーバーホールは必要となります。
ただ、そんな中、

クォーツ式時計

クォーツ式時計のムーブメントは摩擦抵抗が少ない設計になっています。
そのため機械式に比べ、オーバーホールの期間は長めです。
抵抗が少ないとはいえ、油が使われているのでオーバーホールは必要になります。
オーバーホールをしないと歯車の動きが悪くなり、時計を動かそう、動かそうとして電池をどんどん消費していきます。
電池は通常2年前後持ちますが、1.5年しか持たない。1年持たない。電池交換してもすぐ止まるなどの症状の場合はオーバーホールが必要になります。

機械式時計

ロレックスやオメガなどの高級時計・機械式時計にはオーバーホールが必要です。
油切れの状態で使い続けると部品同士の摩擦抵抗が大きくなり、最悪の場合は摩耗して削りカスが内部で飛散します。
これまで何度も見てきましが、なかなか悲惨な状態です…

ですが、10年以上、15年以上、買ってから一度もオーバーホールをしたことがないという時計でも、部品交換がなくオーバーホール(基本料金)のみで終わることもあります。

そういった体験談などの情報から懐疑的になったりする可能性があります。

安価な時計

オーバーホールの料金は時計の販売価格に関わらず、技術料で決まります。
時計の購入価格によっては買い直した方がお得な場合があります。
そういった時計に対しては「オーバーホールは必要ない」「もったいない」という声はよく出ます。

この3つのパターンの情報が絡み合って、オーバーホールが必要なのかどうかわからない。
オーバーホールか買い替えか…の判断が難しい…
オーバーホールが必要な時計なのに必要ない。
となっていることがあるかもしれません。

※オーバーホールが必要かどうか気になる場合はお気軽にお問い合わせください。

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そもそも機械式腕時計のオーバーホールとは?

機械式腕時計のオーバーホールは、時計内部にある部品を点検・清掃・交換する作業です。
機械式腕時計は精密な部品で作られており、長期間使用していると精度が落ちたり、動かなくなったりすることがあります。
そのため、定期的にオーバーホールをすることで、時計の動作を正確に保ち、長期間にわたって使用することができます。

オーバーホールの主な作業は、ムーブメント(時計内部の機械)の分解、部品の点検、清掃、交換、組み立て、調整です。
時計職人は、専用の工具を使用して、時計内部の部品を一つ一つ丁寧に取り外し、点検し、必要に応じて修理または部品交換をします。
その後、部品をクリーニングして組み立て、時間や温度の影響を受けずに正確に動作するように調整します。

機械式腕時計のオーバーホールは、一般的に3年~5年ほどに一回行います。
しかし、時計の使用状況や環境、時計の状態によって変わってきます。
正確なタイミングは時計メーカーによっても異なります。
また、オーバーホールの費用は時計メーカーや修理業者によって異なるため、事前に確認することが重要になります。

オーバーホールしなくてもいい腕時計はあるの?

結論から言いますと、無いです…
となります。

腕時計のオーバーホールが必要な時期は、腕時計のメーカーやモデル、年数、使用頻度、使用環境によって異なります。
一般的に、高級な腕時計や古い腕時計、スイス製の腕時計などは、定期的にオーバーホールを行う必要があります。
しかし、安価な腕時計やクォーツ式の腕時計などは、オーバーホールを行わなくても長期間、時計として使える場合があります。
また、オーバーホールの費用と時計の購入価格を考えると、どうなのかな?という場合もあります。
ダメになったら新しい時計を買えばいいという人もいます。

ただ、オーバーホールしなくても使おうと思えば使えるというだけで、腕時計が正確さを失ったり、動作が滞ったりした場合には、オーバーホールや買い替えが必要になることがあります。

腕時計をオーバーホールせずに使い続ける方法はあるの?

こちらも結論から言いますと、無いです…
となります。

機械式腕時計をオーバーホールをしないで使い続けると、いくつかの問題が発生する可能性があります。
最初に問題になるのは、時計の精度です。
機械式腕時計は精密な部品から構成されているため、時間が経つにつれて動きが遅くなる傾向があります。
この精度の低下は、定期的なメンテナンスを行わないことでさらに悪化する可能性があります。

また、時計のオイルは時間とともに劣化し、時計の動きをスムーズに保つために定期的に交換する必要があります。
オイルが劣化すると、時計の動きが遅くなるだけでなく、部品の摩耗やダメージの原因にもなります。

最後に、時計に異音や振動が発生することがあります。
これは、部品が摩耗したり、調整が必要だったりする場合に起こります。オーバーホールを定期的に行うことで、これらの問題を修正することができます。

以上のことから、機械式腕時計を長期間使用する場合は、適切なメンテナンスを定期的に行うことが重要となり、オーバーホールが必要になる場合もあることを理解しておく必要があります。

オーバーホールしなくてもいい腕時計はあるの?

先程も少し触れましたが、
オーバーホールが必要ない腕時計というものはありませんが、腕時計のタイプや状態によっては、オーバーホールを長期間しなくても問題なく使用することができる場合があります。

例えば、クォーツ式腕時計は、ムーブメントの特性上、オーバーホールが8年~10年に一回です。
また、機械式腕時計でも長期間オーバーホール不要というモデルも出てきました。

その他にも高精度で動作している場合や、外部からの衝撃が少ない場合には、オーバーホールをしなくても使用することができます(*1)
ただし、オーバーホールをしなくても問題なく使用することができる場合でも、長期間の使用によって潤滑油の劣化、パーツの摩耗が進行し、動作不良や精度の低下が起きます。
そのことからオーバーホールを依頼する際に、費用が高額になる可能性があることには注意が必要です。

※(*1)はしなくても使用はできるということで、しなくてもいい訳ではないのでご注意ください。
※衝撃などから時計に不具合が出た場合は、「修理 + オーバーホール」となることが一般的です。不具合が出た場合は次回のオーバーホールまで待たずオーバーホールが必要となります。

腕時計のオーバーホールをしないで使い続けるとどうなるの?

機械式腕時計をオーバーホールをしないで使い続けると、いくつかの問題が発生する可能性があります。
最初に問題になるのは、時計の精度です。
機械式腕時計は精密な部品から構成されているため、時間が経つにつれて動きが遅くなる傾向があります。
この精度の低下は、定期的なメンテナンスを行わないことでさらに悪化する可能性があります。

また、時計のオイルは時間とともに劣化し、時計の動きをスムーズに保つために定期的に交換する必要があります。
オイルが劣化すると、時計の動きが遅くなるだけでなく、部品の摩耗やダメージの原因にもなります。

最後に、時計に異音や振動が発生することがあります。
これは、部品が摩耗したり、調整が必要だったりする場合に起こります。
オーバーホールを定期的に行うことで、これらの問題を修正することができます。

以上のことから、機械式腕時計を長く愛用するには、適切なメンテナンスを定期的に行うことが重要です。
特に機械式腕時計にはオーバーホールが必要であることを理解しておく必要があります。

オーバーホールとメンテナンスの違いは何でしょうか?

オーバーホールは、ムーブメントの分解、洗浄、注油しながら組み立て、調整、修復です。
一方、メンテナンスは、腕時計の一般的な調整、洗浄・クリーニング、オイルやグリスの追加、ケースの磨きなどを含みます。
簡単に言えば、オーバーホールは完全な内部の作業で、メンテナンスは通常、日常的な調整とクリーニング作業のことを指すことが多いです。

ただし、オーバーホールはメンテナンスよりもコストがかかります。
腕時計によっては、メンテナンスだけで十分に機能を維持できる場合があります。
しかし、腕時計が長期間使用される場合は、適切なメンテナンスが必要です。
それによって、腕時計の寿命を延ばし、正確な時間を維持することができます。

機械式腕時計のオーバーホールは必要?不要?まとめ

一般的に、腕時計を使用している間、不具合が発生した場合は、専門家に見てもらうことをお勧めします。
腕時計のメンテナンス方法については、ネット検索で情報を収集することもできますが、自己修復はお勧めしません。
腕時計は非常に複雑で精密な機械であり、適切で専門的な知識や技術が必要です。

オーバーホールにかかる費用が高いことや、職人の技術や経験によって質が左右されることから、オーバーホールを行うかどうかは人によっては迷うかもしれません。
しかし、時計を長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
正しいメンテナンスを行い、必要に応じてオーバーホールを行うことで、腕時計を長く愛用することができます。
オーバーホールとメンテナンスの違いを理解し、必要に応じて適切な対処を行ってください。

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参考にですが、下記のように問い合わせするだけで料金が確認できます。
依頼するところにもよりますし、情報が足りないと思えば先方から確認したいことの連絡があります。

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症状:例 時間が送れるようになりました。
   例 前回のオーバーホールから10年経っているのですが…
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