タグ・ホイヤー ベルト部分破損:レーザー溶接修理と費用

ベルト・バンド修理

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高級時計のTAG HEUER(タグ・ホイヤー)のベルトが破損した場合、その修理費用はどれくらいかかるのでしょうか?

新しいベルトへの交換が良いのか?
それとも、レーザー溶接による部分修理でOKなのか?

この記事では、レーザー溶接による修理メーカーでの交換修理の比較をし、あなたの選択の一助となれば幸いです。

Contents

タグホイヤーのベルト破損とは?

タグホイヤー(TAG HEUER)のベルト破損・ベルト折れ

あなたの大切なタグホイヤーの時計…

しかし、ベルトが破損してしまってはその魅力も半減してしまいますよね。

そこで、今回はタグホイヤーのベルトがどうして破損するのか、その原因を2つに分けて解説します。

ベルト破損の原因:過度な使用や衝撃

タグホイヤーのベルトが破損する最も一般的な原因の一つは、過度な使用や強い衝撃を受けることです。

金属ベルトは耐久性がある一方で、金属どうしがぶつかったり擦れたりします。

そうすると、日常生活の中で使用しているだけで摩耗は避けられないものになります。

これが何年も使用していく中で、特に弱くなってきている部分に過度な衝撃が加わることで、ベルトが破損することは十分に起こりえることです。

劣化:時間の経過と金属の自然な劣化

また、もう一つの大きな原因は時間の経過とともに生じる金属の自然な劣化です。

使い続けることで金属は酸化したり、摩擦により薄くなったりします。

この摩擦や劣化は避けられない自然現象で、経年劣化だけでなくサビ・腐食の原因にもなります。

特に、溶接で接合(くっついて)いる部分は、ケースやベルトはステンレス素材のものが一般的ですが、その接合部分では違う金属の素材が使われています。

金属どうしを溶接でくっつける、言ってみれば接着剤の役割をする金属素材が使われています。

この素材は、通常のステンレスよりも、酸化や劣化しやすい素材で、破損するときはこの部分で起こることが多いです。

タグホイヤーのベルト破損、どうすればいい?

タグ・ホイヤーのベルトが破損したら、どう対処すれば良いのでしょうか?

ベルト破損の対応策としては主に2つ。

・メーカーでの交換修理
・時計修理の専門でレーザー溶接修理

この2つの方法があります。

それぞれのメリットと、溶接修理の過程について詳しく見ていきましょう。

メーカーでの交換 vs 溶接修理のメリット

新品へのベルト交換修理

一つ目の対応策は、メーカーでベルトを交換する方法です。

これは新品のベルトに交換できるため、破損部分が完全に新しくなるというメリットがあります。
しかし、コストはそれなりにかかることを覚えておく必要があります。

ベルトの交換だけでも数万~十数万…
モデルによってはそれ以上の費用がかかる場合があります。

また交換だけでなく、時計の内部の状態によってはオーバーホールも必要な場合もあります。
修理の合計額が、想像以上に高額になる場合があるので、修理のための計画が必要になるかもしれません。

ベルトのレーザー溶接修理

一方、二つ目の対応策はレーザー溶接修理です。

時計修理のMr.BOB自社修理室でレーザー溶接修理

この方法は、破損した部分だけを修理するため、全体の交換に比べてコストを抑えられるというメリットがあります。

また、元々のベルトをそのまま修理できるため、特別な思い入れがある場合にはこの方法が適しているかもしれません。

注意点としては、レーザー溶接は、引っ張り方向には強いですが、ねじれ方向には弱い傾向があります。

溶接後の強度に不安を感じる場合は、一度、専門店で見てもらい、強度の確認をしてみてください。

溶接修理の過程:レーザー溶接修理の流れ

溶接修理はどのように行われるのでしょうか。
ここでは、レーザー溶接修理の流れを紹介します。

まず、破損した部分を精密にクリーニングします。
次に、接着剤の役割をしていた部分(劣化・錆・腐食)を除去します。

そのまま溶接すると、表面的にはキレイに見えても、また内部から錆や腐食が進行し、破損の原因となります。

タグホイヤー(TAG HEUER)のレザー溶接修理後

キレイなったら、金属部分をレーザー溶接機を使って、破損部分を丁寧に溶接します。

最後に、溶接した部分を整え、磨き、元の状態に近づけます。

この一連の工程により、ベルトは元の形に戻り、再びあなたの腕を飾ることができます。

以上が、タグホイヤーのベルト破損に対する対応策となります。

破損したベルトを新しくするか、それとも修理して思入れのある元のベルトを使うか…
ここだけは、あなたの選択次第となります。

タグホイヤーのベルト破損、溶接修理の費用は?

タグホイヤーのベルト破損に対する溶接修理の費用が気になる方も多いでしょう。

このセクションでは、レーザー溶接修理の価格詳細と、メーカーでの交換とのコスト比較について説明します。

レーザー溶接修理の価格詳細

タグホイヤー(TAG HEUER)のベルト破損・ベルト折れをレザー溶接修理してしっかり固定

今回のレーザー溶接修理の
・料金:19,600円(税込み)
・納期:3週間程
で完了しました。

破損の程度や溶接個所の数によって修理にかかる費用や期間が変わってきます。

しかし、一般的には新しいベルトの購入に比べて、かなりリーズナブルな価格で修理が可能です。
具体的な費用については、修理を依頼する専門店に問い合わせてみると良いかと思います。

メーカーでの交換とのコスト比較

一方、メーカーでのベルト交換は、新品のベルトの価格に加えて交換手数料・技術料が別で発生する場合があります。
また、先ほどのお話で、時計の内部の状態によってはオーバーホールも必須となる場合もあります。

どちらかというと費用は、モデルや材質、時計の状態にもよりますが、一般的には溶接修理よりも高額になる傾向があります。
さらに、修理期間も溶接修理に比べて長くなる可能性があります。

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