腕時計のカレンダーに不具合があったときの対応と修理

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腕時計のカレンダーに不具合があった時は、内部的要因と外部的要因があります。

内部的要因はムーブメント、外部的要因はリューズや巻き芯、針などがあります。

また機械式時計ではカレンダーの早送り機能を使用してはいけない時間帯もあります。

そのために歯車が変形してしまい歯車の交換が必要となる場合があります。

内装修理でも外装修理でも高額な修理になる可能性が高いです。

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主な原因・考えうる原因

主な原因としては衝撃、リューズの不具合、巻き芯折れ、針の不具合、ムーブメントの破損・不具合が考えられます。

手動でカレンダーの日付合わせはできないが、自動では切り替わっている。

12時にカレンダーが切り替わらず、全く違う時間帯に日付が切り替わるなどの原因は内装か外装かによって変わります。

リューズには時間合わせやカレンダー合わせをする機能があります。

そのリューズに汚れ・さび・腐食など詰まっていると回すことができず、ひび・割れ・欠け・変形・破損があるとリューズを回すことはできてもカレンダーの早送りができないことがあります。

またリューズに取り付けられている巻き芯のネジ部分が緩んでいたり、リューズを回したときに取れてしまったりすることもあります。

リューズに取り付けられている巻き芯は緩みで取れだけではなく、折れていることもあります。

また巻き芯は折れていないが、巻き芯ごと抜けている場合があります。

折れているときは交換修理で対応できる場合がありますが、抜けている場合はムーブメントが破損していることがほとんどです。

ムーブメントの機構・役割として針を動かすための機構、リューズ操作を行う機構、カレンダーを動かす機構などがあります。

巻き芯ごと抜けている場合はリューズ操作部分が破損していることが多く、カレンダーが上手く切り替わらに時はカレンダー機構の不具合がほとんどです。

どの部分に不具合が生じても、オーバーホールとパーツ交換が必要となります。

特に機械式時計のクロノグラフ機能付いたお時計では、カレンダーの早送り機能を使用してはいけない時間帯もあります。

もし操作をしてしまってカレンダーの切り替わる時間帯にズレが生じたときは、歯車が変形しているため歯車の交換とオーバーホールが必要となる場合がほとんどです。

リューズと巻き芯の接着が取れているだけであれば、再接着で直ります。

しかしリューズにきず、ひび・割れ・欠け・変形・破損があるときは交換修理が必要となります。

純正で交換か汎用や合わせのものと交換ができますが、汎用や合わせのリューズの場合は防水性能の保証がなくなる可能性があります。

巻き芯が途中で折れている場合は巻き芯の交換修理とりますが、リューズの中に巻き芯が折れこんで除去できないときはリューズ交換も必要となります。

巻き芯が抜けてしまった場合などは、ムーブメントに不具合・破損がある可能性が高いためオーバーホールになります。

またカレンダーを送る歯車も変形や破損していた場合はパーツ交換も必要となります。